高反発マットレスを選ぶ

高反発マットレス選びでお悩み中の方は、あるひとつの問題点を抱えていると思います。

それは、「腰痛」。

腰は体全体を支えるので、痛みがあると一日中苦労をしてしまいます。
せめて寝ている間だけでも腰痛から解放されたいものですが、夜中にふと目が覚めたときや朝起きたときにまで腰が痛いと、本当に参ってしまいます。

高反発マットレスを使うことによって、朝起きたときの腰の痛みが和らぐと言われています。
長い間腰痛を抱えている方にとっては、高反発のマットレスが救いになる方が多いようです。

それではまず、高反発マットレスと腰痛の関係から紐解いていきましょう。

高反発マットレスと腰痛

高反発マットレスとは、文字通り、反発力が強い寝具用のマットレスのことをいいます。

低反発マットレスと比較されることが多いのですが、両方の違いを車にたとえてみましょう。

スポーツタイプの車に乗るとシートが硬めで、少し段差があるところでは、ポンポンと車全体が跳ね上がるようになりながら進んでいきます。
高反発マットレスとは、このような感じです。

一方、お大尽が乗るような超高級車のシ-トはやわらかめで、段差があっても衝撃を吸収して、何事もなかったかのように進んでいきます。
これが、低反発マットレスです。

高反発マットレスは、手でマットを押すと、すぐにその場で跳ね返ってきます。
一方、低反発マットレスは、手でマットを押すと、押された部分にしばらく手の形が残って、じわじわと時間をかけて元に戻ってきます。

床の上にころりとあお向けに寝てみると、床と接地する部分は、主に頭と肩とおしりで、足はおまけ程度に接地していることがわかります。
高反発マットレスは沈み込みが少ないので、寝ている間に、体重がかかると言われている肩や腰の部分が大きく沈むことがありません。
肩や腰が沈まないということは、寝ている間じゅう、背骨がまっすぐな状態でキープされるということになります。

これは、「体圧分散性」と呼ばれていて、肩や腰にかかった強い力を体全体に分散することによって、全身に平均的に力がかかるようになっています。

また、高反発マットレスには跳ね返る力があるので、寝返りを打ちやすくなります。
そのために、寝返りに無駄なエネルギーを使うことがなく、無意識のうちに、心地よく何度も寝返りを打つことができるようになります。

このような理由で、高反発マットレスは、肩こりや腰痛で悩んでいる方に選ばれやすいマットレスになっています。

ちなみに、低反発マットレスは、体がマットに深く沈み込むため、体重が軽い細身の女性にはぴったりだといわれています。

高反発マットレスを選ぶときの基準

腰痛対策には、高反発マットレスがおすすめであることがよくわかりました。

よし、それでは高反発マットレスを買おうと、ネットで検索してみると、いろいろありすぎてどれを選んだらよいのか全くわかりません。

そこで、ここでは、高反発マットレスを選ぶときの基準について考えてみましょう。

値段

ネットショッピングのページをのぞいてみると、5,000円前後のマットレスが人気のようです。
それぞれのページをみると、後でご説明をする密度Dも高い値になっています。

これらの商品を完全に否定するつもりはありませんが、10,000円以下で、しかも送料無料の高反発マットレスは、普通のマットとあまり違いがないことが多いようです。
重要な密度Dの数値は大きい方がよいのですが、値段が安いマットレスは、ウレタンに混ぜ物をすることで重さを出していることもあるということです。

本当に腰痛で悩んでいる方は、30,000円前後の値段で、外部機関の検査によって正確な密度Dが証明されているマットを購入した方が、結果的に10年以上長持ちして腰痛対策にもよいと思います。

おすすめできるマットレスは、こちらを参考にしてください。

密度

それでは今度は、気になる密度Dのお話しをしましょう。

密度は中学の理科で全員習っているはずなのですが、それ以来使うことはないので、学校の先生でない限り、皆さんすっかり忘れている言葉だと思います。
面倒な説明は一切しないことにして、密度とは、単位あたりの重さだと思うとよいでしょう。
つまり、同じ大きさのものでも、重くなると密度が大きくなります。
密度の単位は「D」で表わされるので、高反発マットレスで20Dと30Dの2種類があったとき、数値の大きい30Dのマットレスのほうが、反発力などがすぐれていることになります。

ところが、激安の高反発マットレスで密度の数値が高いものは、ウレタンに他のものを混ぜて重くしている可能性があります。

そのため、ただ単に密度の数値が高いから大丈夫と、安心はできません。

よく考えてみると、ネットショッピングでは、販売会社は売上の手数料を運営会社に支払わなければなりません。
その上、密度が高くてマットの値段が安くてさらに送料まで無料にするとなると、マットの原価は一体いくらなのだろうと疑問に思います。

安いものにはそれなりの理由があるので、購入は慎重に考えましょう。

密度を外部機関の検査によって証明しているマットレスは、こちらを参考にしてください。

高反発マットレスの種類

高反発マットレスには、今お使いのお布団やベッドの上に乗せて使う、薄いトッパータイプと、厚みのあるベッドマットタイプがあります。

また、三つ折りにして収納できるタイプと、折りたたむことがむずかしいタイプがあります。

トッパータイプ

新しく敷布団を買ったばかりの方や、今使っているベッドを捨ててまでも新しいマットを買うつもりのない方は、敷布団やベッドの上に置くタイプの薄いマットレスをおすすめします。
高反発マットレスは、5センチくらいの厚さのものでも十分効果を期待することができるようです。

ただし、安いからといって、5センチのマットレスを床に直接敷いてその上に寝ると、薄すぎて効果が現われなくなるので注意しましょう。

ベッドマットタイプ

今使っている敷布団を処分して、新しくマットを買う方や、ベッドのマットを捨てて高反発のマットレスに取り換える方は、厚みのあるタイプを選ぶとよいでしょう。
厚みがあるマットレスは、床に直接敷くことができます。

折り畳んで収納ができるタイプ

高反発マットレスを購入する場合、3つに折ることができれば、押し入れに収納することが可能になります。

3つに折るタイプでも、無理やり3つに折る、というよりも3つに丸めてゴムやひもでしばるタイプのものと、パタンパタンと楽に3つに折りたためるものがあります。

マットレスを出しっ放しにできない方は、折りたたむことができるマットレスを選ぶとよいでしょう。

ただ、高反発マットレスはかなりの重量があるので、腰痛対策のためにマットレスを購入したというのに、毎日朝晩の上げ下ろしで、さらに腰を悪くすることもあるので注意しましょう。

また、高齢の方は、無理にたたんで収納しなくても済むように、マットレスを敷きっ放しにできるような寝室専用の部屋を作るとよいでしょう。

折りたためないタイプ

マットレスに厚みがあって、折りたたむことができないタイプは、敷きっ放しにするか、毎朝壁に立てかけるかのどちらかになります。
マットはかなりの重量があるので、腰が痛い時や体力がない方は、立てかけるのもむずかしいと思います。

そのような時は敷きっ放しにしてもよいと思いますが、高反発マットレスは通気性がよいので、寝汗がマットレスを通過して床にたまります。
そのため、床の上に敷きっ放しにすると、汗によってマットレスが黒くかびてしまうことがあります。

畳の上では床ほどかびが生えませんが、それでも注意が必要です。

マットレスを敷きっ放しにする時、特に床の上では、マットレスの下にすのこを敷いたり、1枚薄いマットを敷くとよいでしょう。

そして、1週間に1度は、壁に立てかけてマットレスに風を通しましょう。

ただ、よっこらしょとマットレスを持ち上げて壁に立てかけるのも、なかなかの力仕事なので、女性や高齢の方は気をつけましょう。

高齢の方は、できるだけ高反発のマットレスを使うとよいのですが、マットレスの重さが心配な方は、無理にマットレスを立てかけなくてもよいくふうをしましょう。

床にすのこを置いて、その上に湿気を吸収するシートを敷いて、そのまた上に薄いマットを敷いてから、一番上に高反発のマットレスを置くと、マットレスの下の部分がかびることはありません。

高齢者の方のマットレス選びについては、こちらを参考にしてください。
→高齢者と高反発マットレス

高反発マットレスはどこで購入するのが一番お得?

大きなネットショッピングサイトでは、激安のマットレスからお大尽クラスのマットレスまで、たくさんあるのでどれを選んでよいのか悩んでしまいます。

ランキングで見ると、激安のマットレスがトップに並んでいますが、先ほども説明したとおり、マットレスに関しては安い商品に良質のものはないと言ってよいと思います。

マットレスには、ある程度の金額(2万円~3万円台)をかけるほうがよいのですが、同じ商品でも、購入する場所によってサービスが違うことがあります。

同じマットレスを、楽天や Amazon からではなく公式サイトから購入すると、3か月くらいのお試しができるものもあります。
90日使ったあと、やはり硬くて寝ていられない方や、起きたときの腰痛が解消されない方は返品できるので、安心して購入することができます。

商品に違いはないので、楽天から買わないとポイントがつかないから損だと思う方は、楽天での購入をおすすめします。

今使っている布団を回収してもらうことができたり、返品の保証などのサービスが必要な方は、公式サイトから注文をすると安心でしょう。

返品保証制度があるマットレスは、こちらを参考にしてください。

マットレスの返品

先ほどの内容と重複しますが、高反発のマットレスを購入してみたけれど、あまりにも硬すぎて寝ていられないという方や、朝起きたときの腰痛が解消されないという方は、返品を考えるとよいかもしれません。

ただ、1週間くらいがまんして寝ていると、ほとんどの方がマットレスの硬さに体が慣れてくるようです。

マットレスの硬さに不安がある方は、返品保証の期間があるマットレスを購入するとよいと思います。

返品保証制度があるマットレスは、こちらを参考にしてください。

また、公式サイトからの注文でなければ返品を受け付けてくれないものがあるので気をつけましょう。

高反発マットレスの処分方法と再利用法

高反発マットレスは、よいものを購入すれば、10年以上へたることなく使い続けることができます。

長く使い続けて、いよいよ処分をする時には、自治体によって処分方法は異なりますが、おそらく、ほとんどの自治体では粗大ゴミとして出すことができると思います。

ただし、自治体によっては、粗大ごみの大きさに決まりがあるところがあるので、その時は自分で小さく切って出さなければなりません。

小さなトラックで地域をグルグル回っている廃品回収業者は、かなり値段が高いので気をつけましょう。

また、よいマットレスを購入すると、10年以上使い続けた後でも、肩やお尻の部分以外はへたっていないと思います。

その場合、四すみを40センチ から60センチ四方に切り取ると、高反発クッションになります。

私筆者(女性)は、大きなハサミを使って、厚さ6cm の高反発マットレスを必死に切って、大小8個のクッションを作りました。

密度が高いウレタンを切るのは大変ですが、時間をかければ少しずつ切ることができます。

また、カットしただけの手作りの高反発クッションに、カバーを作って椅子に置くことで、椅子での作業中の腰痛対策にもなります。

まとめ

高反発マットレスは、体がマットに沈み込まないので、腰痛や肩こりに悩んでいる方におすすめです。

ただし、硬いマットなので、体重が軽い細身の女性は低反発マットレスのほうがよいかもしれません。

高反発マットレスは、ネットや量販店で安いものを買うと長持ちしないだけでなく、腰痛や肩こりが解消しません。
買っては捨てるを繰り返すことなく、10年以上使うつもりでよいものを買ったほうが、体のためになると思います。

マットレスが硬過ぎることが心配な方は、お試しができる(返品保証付き。)商品を購入するとよいでしょう。